たごもりすメモ

コードとかその他の話とか。

Fluentd Casual Talks 開催してきた&しゃべってきた

なんとなく思い付いたら各所の協力を得られましたので、そのまま開催してしまいました。
勉強会を主催するのは初めて*1だったのですが、会場をお貸しいただいた株式会社ディー・エヌ・エー様、ならびに当日運営をまるっとお手伝いいただいた @riywo さんをはじめDeNA社員の皆様のおかげで全く問題なく、すばらしいイベントになりました。本当にありがとうございました。
またUstream中継については @ixixi さんにご協力をいただきました。たいへんな作業だと思いますが、本当にありがとうございました。

Fluentd Casual Talks : ATND

金曜夜に100人を超える参加者が見事に集まりまして*2、Fluentdを実際に使ってみた系の人々が大いにしゃべってました。個人的にはあれやこれやと面白い話がたくさん聞けたので、それだけでもう満足。SDのFluentd特集との内容のカブりについて話もありましたけど、自分が思うに、どう使っているかという生の話は雑誌記事ではどうしても得られない実感に繋がると思うので、やっぱりスピーカーが直接話す、というのは大事ですね。
MySQL Casual Talks 主催の @myfinder さんが「自分が聞きたい話があるからやる」というのを聞いたことがありますが、あれはいい言葉だなーと思う。自分も今回実感しました。やってよかった。参加者の方々もそう思ってもらえていると良いですね。内容がカジュアルだとかガチュアルだとか(むしろ主催だけがガチュアルだとか)言われましたが、内容はともかく開催と参加がカジュアルであることが大事ですね。

運営という面では、本当にタイムスケジュール詰めすぎ、という話に尽きます。最初からあの分量で 19:00-21:00 って書いて休憩を間に挟むべきだった。人間はトイレタイム無しでは生きていけないのです。まあカジュアルな勉強会なので、ああいうときにはカジュアルに良きにはからうのがよいですね。

個別に感想を書きますと、とにかく先頭の @oranie さんが期待していたことをきっちり話してくれたのがすばらしかった。なんでFluentdを使うのが嬉しいのか、まだ使ってない人達への絶妙な内容になったんじゃないだろうかと思う。そしてドキュメントについての熱い思いを語っていたので、きっと世界のFluentd界におけるドキュメント化の先頭を突っ走ってくれるに違いありませんね。

飲みの席にて @oranie 語る

@fujiwara さんのFluentdの使いかたには、自分もやってなくて、かつ即座に真似ようと思うところもあったりして、やっぱり話していただけて最高に正解でした。すばらしい。やっぱり運用をきちんとやっている話を聞くとみんなのお仕事が即座に捗るようになるなあ。レスポンスタイム別のパーセンテージ表示は真似るぞー。*3

@kzk_mover さんは西海岸から偶然たまたま帰国しているタイミングでした。まさにあの人にしかしゃべれないことをあの場所でしゃべってもらって最高でした。あとで聞いたら当日は40度近く熱があった中をやってたらしいです。どんだけ熱意あるの……。Fluentdのロゴが無事決まったことが全世界で初公開されるなど、盛りだくさんの内容で大満足でしたね。……ちょっと俺がdisられまくりなことを除けば!

LTはどの内容も使ってみた系の話やプラグインの話を中心に、やっぱり実践の内容ばかりでたいへんすばらしゅうございました。しかもみなさん5分の枠にきっちり収まっててすばらしいというか、みんなもうちょっとルーズでもいいんだぜ(自分のLT資料のページ数を見つつ)。いや、でもそのおかげで遅くなりすぎない時間に終わりました。感謝しております。

しゃべってきた

で、自分もLTでカジュアルにしゃべってきた。

自分の書いた(リリース済みの)プラグインについて、それぞれの機能を簡単にご紹介、という内容。あと他の言う場所もなかったので、2月の Fluentd Meetup の後でFluentdクラスタがどういう状況になったかも簡単に数字を並べた。
内容は見てもらえば、と思うけど、小さいプラグインを繋げていってナイスに使うというのはコマンドのパイプラインとも通じるところで、たいへん応用の効く方法だと思う。それぞれのプラグインは小さい限定的な機能しかなくてもいい、というところも作りやすくてナイス。みんなああいう感じであれこれ工夫しまくると世界が良い方向に行くのでどんどんやるといいと思う。

あと One more thing とか言っていた fluent-plugin-webhdfs はその後の日曜に無事 リリースしました 。ただ性能試験もロングランもやってないしテストもドキュメントもほとんど書いてないので、いま突撃すると色々なことが起きて大変面白いと思います。ぜひどうぞ。

雑感

たいへん面白かったので、またその気になったらやりたい。また、他の人がやりたくなったらそれはそれで Vol.2 でも別名イベントでもやればいいと思う。とりあえず、やってよかった。
かじゅある!

*1:isuconというイベントで主催側の一員だったことがあるけど、あれはなんていうか、だいぶ違う

*2:ちゃんと数えてなかったんだけど、DeNA側に記録あるのかな

*3:でもdatacounterでやるのはちょっと無理がある気がするので、数値範囲でパーセンテージをカウントするプラグインを作るつもり