たごもりすメモ

コードとかその他の話とか。

Norikra v1.0.0

English article

以前からスキーマレスなストリーム処理をSQLで!というソフトウェアとして作っていたNorikra、このたびあちこち機能改善したりしたので、既にお仕事で絶賛稼働中ということもあるし、区切りとして v1.0.0 としてリリースした。
ついでにロゴとかも作ったので、なんとなくいい感じになりつつある。

https://rubygems.org/gems/norikra/versions/1.0.0-java
http://norikra.github.io/

screenshot

修正点は リポジトリ のChangesに書いてあるが、curlだけで操作できるようHTTP JSON APIが加わってたり、GCまわりでハマらないようなデフォルトオプションが入ってたり、分析系クエリを書きたい人のために Group-by with Rollup や Grouping sets, Cube などのサポートが入ったり、WebUIに機能が加わったり、ものすごくいろいろある。
使い勝手は非常に上がっていると思うので、前に入れてみた、という人はぜひアップデートしてほしい。

また v1.0.0 相当のバージョンから、UDFをRuby(JRuby)のみで書けるようになってる。前はJavaでコードを書かないといけなかったんだけど id:kawamuray によるパッチで実現されました。ありがとう!*1

最近は使ってくれる人もちらほら現れて、ストリーム処理をSQLでというのはやっぱり欲しい人が他にもいたんだ! ということがわかってて嬉しい。いや、便利だしわかりやすいと思うんだよな。思うんですよ。

dockerなら5分で動く! nginxのログをfluentdで集めてnorikraでストリーム分析 - Qiita
Norikra+FluentdでDoS攻撃をブロックする仕組みを作ってみた | Developers.IO
Norikraでログ集計してアプリのエラーを素早く検知しようという話 - kawamuray's blog
Norikra vs InfluxDB - sonots:blog

日本の開発者界隈だと特にFluentdの導入が進んでいるのもあって、ストリームデータを扱うミドルウェアというのに抵抗がなくなってきているのかもしれない。海外の人からもぱらぱらと問合せは来るんだけど、その後どうなったのか教えてくれないんだよね。どうなってるのかなー。

で、v1.0.0をリリースしたことだし、Norikra meetupでもやろうかなと思ってる。会場とかの都合がついたら告知するので、がっつり使い倒したい人からNorikraっていまいちよくわかってないけど面白そう、という人まで、ぜひご参加ください。Norikraってどういうもの、みたいな基本の話から便利機能セットまで紹介するセッションもやる予定です。

また(自分以外の)ユースケースについてぜひ話を聞きたいので、うちで使ってるよ! 話してもいいよ! という人がいたら是非、是非、ぜひご連絡ください。5分でも15分でも30分でも。お待ちしています。おねがいします。*2

*1:Javaでの記述も引き続き可能です。というかひとつのgemに混在もできます。

*2:うっかり作ってしまったTシャツくらいなら御礼に差し上げられますw