たごもりすメモ

コードとかその他の話とか。

LinuxCon Japan 2016に行ってきた&しゃべってきた

LinuxCon Japan、今回は ContainerCon Japanとの併催。サブトラックみたいなのもいくつかあった。
とにかく普段に自分が行くカンファレンスとぜんぜん空気が違ってて、東京都内で行われてるカンファレンスなのに会場の感じとか食事・飲み物の提供とか冷房のキツさとか、あれこれがだいぶ海外のカンファレンスっぽい。参加費が高いからできることなんだろうけど。そして海外からと思しき参加者も非常に多かった。すごいな。
日本国内からも大手メーカー系のスポンサードと参加者が非常に多かった。普段見ないあたりの世界だなあ。

しゃべってきた

プロポーザルを出してみたら通ったので初めての参加&発表だった。行ったことないので全体的にどういう空気なのかも分からないまま、初日のキーノート後の通常の発表枠の中で最初に時間だった。お、おう……。

今回はロギングに関してのアーキテクチャを議論するよ、ということで、特にコンテナを使うのが当たりまえという世界でロギングってどうやるんだっけ、どうすればちゃんとスケールさせられるんだっけ、という話をあれこれやった。

実例で特にFluentdを取り上げているけど、話の内容自体は一般論として何でもやれるはず。アプリケーション側をできるだけ単純にしつつ、ログのトラフィックの増大にどう対応するか、ログの種類の増大にどう対応するか、ストレージの性能特性によってどのように構成を考える必要があるか、などなど。
ちょっと英語でのスピーチがうまくやれなかったなと思ってたけど、聴衆から参考になったって感想言いにきてくれた人がいたので良かった。ありがたいことです。

そのほか

最近 Treasure Data が Linux Foundation のプロジェクトのひとつであるCNCFに参加したということもあって、LinuxConの分科会のひとつとしてCNCFのトラックもあって、そっちでは @repeatedly がFluentdの話をしていた。これはこれで、普段リーチしてない層に届いたのかなあ、という感じ。
あとはふらふらと各セッションを巡ってたんだけど、面白いのもあればなんだこりゃ、というのもあった。総じて、うーん、もうちょっとこう……まあカンファレンスごとのノリもあるしね、難しいよね、みたいな感じはする。

そして期間中ひたすら強烈な冷房を浴びつづけたせいか、しまいには盛大に体調を崩してしまった。きびしい。