java-ja.OSS でOSSの話をしてきた
自分はべつにOSSの偉い人でもなんでもないのだが、YAPCで話したこととその発展みたいな感じでどうよということがあって、ざらっと話してきた。イベントはこちら。
で、スライドはこちら。YAPCの再演でもいいよってことだったけど自分がそれじゃつまらんので、その後の話なんかも含めて取捨選択した。これまでの話は知ってる人が(会場には)やっぱり多かったので、発展的な話題とか細かいところをひろっていくような話にしたつもり。
OSSそのものについてどう思うかっていうの、実際に自分に強い意見があるかというとそんなにはなくて、ストレスを感じなくていいケースではいちばんストレスのない方法を淡々と選びたいなあ、と思うくらい。
そうでないもの*1にはそれはそれで色々あるけど、それはまあ仕事だからなあ、という感じ。日本国内のコミュニティだと仕事としてOSSをやっている会社がほとんどない関係で、そのあたりの話はちょっと興味深い人はいたかもしれない。あるいは、現実離れして聞こえたかもしれない。……ところで仕事としてOSSをやっているTreasure Dataという会社があるらしいよ!
ところでOSSの話をするときに自分がどの視点に立脚しているかを前提として話しておくのは本当はけっこう大事で、それによって考え方や行動様式がだいぶ変わるから。というのは、イベント翌日にTwitterで流れてたtweetを見ても思った。
俺が「後方互換性はソフトウェア作者と利用者の信頼関係の源なんだよ。だから努力に努力を重ねて守るんだよ!!」という講演をした後で、松田さんが Rails の文脈で「互換性なんて💩」という講演を始めたの、かなり面白い流れだった #java_ja_oss
— Takuto Wada (@t_wada) 2015, 10月 6
@t_wada そうですね。和田さんも、あと @tagomoris さんも、基本的に同じテーマについて喋ってるはずなんだけど僕が言おうと思ってたこととあんまり重ならないというかむしろ真逆みたいなことをけっこう言ってて、すごい面白いなーと思いながら聞いてました。
— Akira Matsuda (@a_matsuda) 2015, 10月 6
これは当日に @a_matsuda さんの話を聞いててもすごく思っていたところで「あー莫大なユーザと大規模な開発者コミュニティをかかえてる超強力OSSプロダクト*2はやることが違うなー強いリーダー*3もいるしすげーなー」みたいな。立場が違うとやることが変わる。
ただし唯一(?)共通していたのが「走り続けないと死ぬ」みたいなやつで、これはRubyの開発とかでもコミッタの人々*4がよく言っていることだと思う。違う視点の話だけど毎日コミットするのを継続するっていうやつ、自分は怠惰なので不可能だけど、なるほどなあ、ということを思いはする。
なんにしろ、こういう機会があって自分の思うところをしゃべったり、他の人の話を聞きながら適度にツッコんだりできる機会はたいへんありがたい。
あと夜中まで超面白かった。ありがとうございました。