たごもりすメモ

コードとかその他の話とか。

HadoopCon 2014 Taiwanいってきた&しゃべってきた

先日お知らせした通り、HadoopCon 2014 Taiwanで発表の機会をもらったので、行って発表してきた。旅費はゲストとして主催者から出してもらうような話もいただいたけど、手続等いろいろ考えて、今回も勤務先であるLINE株式会社に出してもらいました。

基調講演ではLambda Architectureの話をしてほしいとのことだったので、最近Hadoop Conf Japanでちょっと触れて考えがまとまりつつあったあたりをざーっとやってNorikraに繋げるような感じで話した。

Tech talkのほうでも発表した。そっちは完全にNorikraの紹介。海外で発表したのはこれが初めてのはず。ユーザが増えるといいなあ。
「あれ何人で作ったの?」「ひとり。自分だけ」「ひとり!? マジで???」みたいな会話をしたので、だいぶグレートなソフトウェアを作ったんだよ! という感じが多少なりと伝わってたんじゃないかなあ、とは思う……。

どちらのセッションも大事な点についての質問がちゃんと出たので、話は伝わってた、と期待してる。特にキーノートの方はだいぶ普段(特に英語で)話し慣れない話題について触れていたので練習も含めてかなり苦労したけど、なんとか終わったので良かった良かった、というところ。40分の時間制限のセッションで、前夜の練習ではちょうどくらいだったのに、終わってみたら10分余ってたときはマジかよと思った。英語での発表の経験をもっと積まないとなあ。

カンファレンスの感想

話した疲れもあってあまりtalkは聞けなかったけど、それでもというかその代わりにというか、色々な人と話した。台北の開発者コミュニティの話、向こうでのカンファレンスの空気、HareDBのマスコットのうさぎが可愛い話、日本のアニメやドラマがその週のうちにTVで放映されるらしい話、あれやこれや。

技術の話もそうでない話もいろいろだったけど、結局どこでもその場所で働いてる人がいて、その人達にとって必要なソフトウェアを作っていて、お互いに何をやっているかを知れれば自分が作らなくてもよかったものもあったかもなあ、などなどなど、あれこれ考えることもあった。

そういうことを考えながらあれこれ話してたんだけど、もちろん流暢な英語を話せるわけじゃなくて、英語と日本語と中国語を駆使しながら、なんとかかんとか話す*1ことになる。
でも自分が何かを言おうとしていれば相手はちゃんと聞いてくれるし、相手が何か言っていることが理解できなければ聞き返す。そういう当たり前のことをやっていると、ああ、普通にコミュニケーションってこういうものなのかな、とか思えてきていた。

観光

アジア1高いという台北101を見て上の方にあるレストラン(86階!)で中華料理食べたりとか、蒋介石を記念した公園と記念ホールを見たりとか、台北の伝統的朝食なのを食べたり、龍山寺を見たり、夜市に行ったり。特に2日目3日目は地元の人に連れて回ってもらい、あれこれ行った。自分達だけだと絶対行かない感じだったぞあれ。

ちょうどいい天気で、外にいれば風があって暑過ぎず、あちこち見た。海外旅行経験が非常に乏しい自分だけど、こういうの見てると、国内だけじゃなくて海外に行くのもいいなあと思えた。

そして、うまいものを食べた。

食べた。

それはもう食べた。

正直に言って食事の回数よりも胃袋の事情の方が厳しかったので、もっと食事の回数を増やすために長期滞在しなければならないと思う。2泊で帰っちゃったんだけど、もう1泊くらいしてくればよかった。無念。

まとめると

本当にすばらしかった。台湾で歓迎してくれた人々には感謝の言葉しかない。
勤務先のLINE株式会社にも、当然旅費の負担から、発表の準備についてまで、多大な協力をいただきました。ありがたい職場だと思う。

特別なきっかけがあって行くことになったわけでもない。CFPが出ていたので、英語での発表もいいかなと思って申し込んでみただけだ。誰にでもできる。台湾は特に渡航費も安いし、3時間のフライトで着く。みんながもっと気軽に行けるようになるとすばらしいんじゃないかな。そうなるといいと思う。

さて

次はー、今夜 gcp ja night 28 で少しだけしゃべります。あと今週後半の RubyKaigi でLTをします。
で、その先、たぶん一度か二度、アメリカで話す機会がありそうです。そっちも楽しみ。

*1:日本語がものすごく上手な人が2人いて、英語で話しててうまく通じないケースで日本語と中国語の仲介をしてもらったりとかしてたw