筑波大学の川島先生にお呼ばれして「情報システム特別講義D」なるものを1コマ担当してきた。内容は「ビッグデータ基盤技術に関する国内のエキスパートをお招きし、講演を行う。」*1だそうで、ひええ、というか、自分でいいのか、という感じだが、何より2日間、1コマ75分を10コマもかけて他の人達の話を聞いたりツッコんだりしてよい場だというので、いってきた。結論から言うとめちゃくちゃためになった。たまらん。
予め聞いていたところでは「聴講者はどうせ10人くらいだろうから、あと講師10人でわいわいツッコミながらやりましょう」とか言ってたのに当日聞いたところでは履修登録が50人とかで、しかも割と当日に人がきてた。各講義の話題がかなり専門的な向きへの話を含んでいたので大丈夫かコレと思ってたら、なんか筑波の学生さんって学部のうちにゴリゴリとコード書いちゃうような人がすごい多いらしい……。「Hash JOIN実装しといて」(当日中)「はいできました!」みたいな。やばい。
単位は「面白かった講師を3人選んでその内容についてレポート書く」らしくて、これで自分の分がひとつも届かなかったら泣いちゃう。いや他の講義が物凄く自分もためになってたからそれはそれで仕方無いが。が。がっ……。*2
自分としては、いま特にPrestoでJOINを使うクエリの速度をHiveと較べたりとかしているのもあって、由井先生(@myuiさん)の講義が超勉強になった。こういうの、自分からやりに行く機会がなかなかないし、普段の勉強会とかでもこういう話題はやっぱり少ない。まとめて頭に叩き込める機会は本当に貴重だ。(資料)
しゃべってきた
75分もあるので、ペース調整の意味も含めてふたつに分割した。片方はデータベースおよびストリーム処理におけるスキーマの有無についての話で、もうひとつはスキーマレスストリーム処理基盤として作っているNorikraが、前半で解説した問題意識をどのように解決しようとしているか、という話。
Norikra自体と較べるようなソフトウェアをそもそもあまり見ないので、問題について解法が無いからソフトウェアを自分で作る、というひとつの実例を見せるくらいは最低限できたのかなあ、ということは思っている。あとは、うーん、よくわからん。ああいう内容でよかったのかな。スキーマレスなデータに対する処理の重要性みたいなのがわかってもらえていると嬉しいなあ。
まとめ
筑波大というと変態的な能力をもったソフトウェアエンジニアがぞろぞろ出てくる色々おかしい大学だというイメージしかなかったが、行ってみると普通の大学生っぽい人達が普通にぞろぞろ歩いてて、そういえば4年制の総合大学だったわここー、と思いを新たにしかかったが、でもやっぱり(今回の聴講者たちについては)異常に優秀な人達がめちゃくちゃ多いみたいで、ああいう大学の人達とか弊社にインターンに来てほしいっすねー、とか適当なことを思った。
またあるならまた参加したい! がっ、そのためには何か学生さんに向けて話せる程度のことをやらなければならないわけで、ハードル高いなあ……。がんばる。