たごもりすメモ

コードとかその他の話とか。

この時期、業務で低パフォーマンスを出し続ける覚悟

今この時期、もちろん弊社もCOVID-19関連の事情を鑑みてテレワーク……とはあんまり自分の回りでは言わない、リモートワーク(もっと言うとWFH: Work From Home)してる。自分が完全WFHに切り替えたのは1月半ばくらいだったかなー。もう3ヶ月ですね。

で、どうかというと、業務のパフォーマンスで見ると、自分のいまのパフォーマンスは明らかに悪い。少なくとも良くはない。それは自分でもわかってる。
でももう、これはしょうがない、と思うので、覚悟している。高パフォーマンス出せたらいいとは思うけど、同時にどう考えても無理して仕事で高パフォーマンス出すような時期でもないと思う。

だからこのエントリは、まあしょうがないよね、というのを受け入れよう、という話です。*1

なおこのエントリは業種柄、リモートワークに移行しやすい自分の話しかしていません。生活必需品や医療品関連の小売店舗や病院、窓口が必要な店舗や役所、流通関連など、その他さまざまな職種の現場でいま現在も社会を支えてくださる方々には本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

普段の話

COVID-19以前の弊社はといえば、基本的にはオフィスに行って仕事をしましょう、というのがルールだった。うちのチームのマネージャーはユルいんでいつWFHしても全く問題ないんだけど、まあ全体的にはそう。
で、自分も性格的にオフィスで仕事する方が気持ちの切り替えができて好きなので、通常は普通にオフィスに出勤して、仕事して、帰るという感じだった。自宅でコード書くときはラップトップのディスプレイとキーボードでもまあ別にいいや、という感じ。

一方ミーティングとかは、同僚がそもそも世界中に広がってることもあって常にZoomだったので、そこは基本的に変わってない。オフィス内でも同僚と会話するけど、それは運良くその仕事に関わっている同僚が同じオフィスにいればであって、いなければZoomで話すことになる。
いっしょのタスクをやっている同僚がバンクーバー在住の人になることが多かったので、そういう人達とは定期的にZoomで話す時間を作ったりしていた。

自宅の仕事環境の話

元々オフィスで仕事する前提でいたから、自宅に腰を落ち着けて仕事する環境がなにもない。外部ディスプレイや外付けキーボードすらなかった*2。場所もいまはダイニングテーブルを主に使ってるけど、自宅がそもそも生活のことだけ考えてたから個室がなくて、家族の生活とモロに筒抜け状態になってたりする。
なんでそんな環境なのと言われると、単に自宅にその必要を感じてなかったから、以外には何も理由がない。

で、これはもちろん効率が悪い。コードを書くときに集中するのも難しいし、Zoomで会議やるにも家族への配慮がいるし、雑談したいからZoom繋ぎっぱなし、みたいなのもほとんど不可能*3。お昼ごはんのたびにディスプレイやラップトップをどかしたりするのも地味にめんどい。
そもそもZoomで繋ぐこと自体が自宅全体へのストレスになる*4というのはちょっと発見だった。これ、同僚と常に話してるみたいなマネージャー陣は大変だろうな。

社会環境の話

もちろん、COVID-19まわりの情報も気になる。Twitterのタイムラインは荒れ気味だし、Facebookでもあれこれ声高に言う人もいるし*5、TVは……まあほとんど点けないけど。ゲームとかNetflixにしか使ってないな。
で、そういうあれこれに気が散る。政治の話もあるし、海外の状況も(特に同僚が多くいる国や地域の話は)気になる。あれこれ。これも集中を失わせる大きな要因になっている。

生活習慣の話

普段自分は休日にわりと外での活動でストレス発散することが多い。サイクリング、ドライブ、キャンプ、スキー、本屋めぐり、美術館や博物館、あれやこれや。全部できなくなった。
最近はだから自宅でゲームやって、あとは電子書籍やらAmazon経由で買った本やらを読むんだけど、もちろん普段のストレス発散方法がとれないのは大きい。平日の活動にも影響を与えていると思う。

最近の意識的な活動の話

とにかく休憩を頻繁に取ろうとする、昼休憩をだいぶ長めにとる、ようにはしている。夕方も、とにかく早目に仕事を切り上げるようにはしている。
あと水分補給をすぐ忘れるので、常に湯冷ましを手元に置くようにしている。日に1リットルくらいは飲んでるけど、もうちょっと多めにしたいなあ。難しい。

最近会社が会計年度の切り替わりをズラしたりみたいなのの副作用で手持ちの有給休暇残日数がかなりあるので、これを、意識してとろうかなと思っている。今週も火曜は意味もなく休みにしてのんびりしてた。これも馬鹿にならない効果があるなと思ったところ。継続的に週の真ん中の休みを入れていこうかなと思っている。

仕事以外にやっていた活動はほぼ全滅気味。やばい。関係者の方にはマジで申し訳もない、が、今のところどうしようもない。生活ペースをもうちょっとちゃんと組み立てられればなんとかなるかもしれないが、ならないかもしれない。

結論

というわけで、短い時間を集中しにくい環境で働いていて、パフォーマンスがいいわけがない。これはもうしょうがないな、と受け入れることにした。

会社側の評価どうなるとかいう話もなくはないだろう*6けど、それとは関係なく「低パフォーマンスしか出せない自分へのストレス」みたいなものがあって、これを直視できないうちは、そのストレスが雪だるま式にふくれてる気がした。2月〜3月中旬くらい、だいぶそういうストレスを感じていた気がする。

これはたぶん本質的に危険で、どうにかしたほうがいい。とはいえストレス解消のためのアクティビティも軒並み封じられているから、何か方法を考える必要がある。
自分はそのストレスを、直視して、無視することにした。無視するといっても心の中で思っているだけだと徹底できない部分もあるから、こうやって文章にして明示することにしてみた、というのがこのエントリでした。

うん、大変だけど、とにかく健康は大事。ウィルスのせいで肉体的な健康も危険だが、とはいえ、いやだからこそ、メンタルの健康も大事だと思う。大事にしていきたい。

*1:なおうちのチームのマネージャーは、常に健康第一、休憩をもっと頻繁に長くとれ、パフォーマンスとかよりそっちの方がはるかに優先だ、と毎週の1on1で常に言ってます

*2:これは最近オフィスのを送ってもらったが、特定の置き場所がないので使うたびに上げたり下げたりしている。めんどい。

*3:Zoom飲み会も、だからちょっと配慮というか心構えが必要になってしまう

*4:安心して生活音を立てられる、という状況がちょっとでも失われるのはストレスなんだなあ、と今回初めて実感した

*5:今回の情勢でこれはちょっとという人のフォローを外したりもした

*6:自分は弊社について、この状況下でのパフォーマンスを理由に理不尽なことをしないだろうと信頼しているけれど、まあそれはそれ